後悔

2/2
前へ
/38ページ
次へ
  忘れられない日から  何度目かの春が来た  ちょうど桜が散り急ぐ頃  今も変わらず花びらが優しく足を撫でる    いつからか泣けなくなった  孤独という部屋の中に  膝を抱えて毎日を漠然と過ごす    好きだから別れる  重荷になんかなりたくない  甘えるたびに遠くに感じるあなた  最後に演じてやった  精一杯背伸びして    きれいな愛などどこにあるのだろう  いろんな感情に惑わされ不安が生まれる    もう一度手をのばしたい  絡めることのない指先は冷たく凍り  それでも求めて続けてしまう   あなたの暖かさを…     
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加