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『私と桔平付き合ってるんよ…』
泣きそうになりながら本当のことを語ってくれた親友を責める気持ちなんて少しもなかった。
逆に素直に本当のことを言ってくれた遥にありがとうって言いたくなった。
『ごめんね。爽南が怒るのは、当たり前だよ。』
遥は、大切な友達だ。
絶対失いたくない。
『爽南が忘れれないなら別れるから。』
顔が本気だった。
遥がいつもふざけるときの顔じゃない。
そんなことして欲しくない。
遥が私を大切に思って、私の幸せを願ってくれている位
いや、それ以上私は遥に幸せになって欲しい。
けれど
けれど…
私の中にも確かに幸せになりたいという願望があって、好きっていう感情もあった。
この気持ちをどう対処したらいいのだろうか。
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