プロローグ

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あなたはサンタクロースという赤い服を着た人をいつまで信じていた? ほとんどの人は小学生ぐらいまでと答えるだろう。実際俺もそうだ。 そんなクリスマスしか働かないジジイの存在もだが、宇宙人や未来人や幽霊や妖怪や超能力やヒーローやアニメのような世界はこの世には存在しないなんてことはもうとっくの昔に気づいている。 とにかく俺が聞きたいことはそんなやつらを信じるかということだ。 まあ俺は分かっているから信じないし、信じたくもないし、信じようとも思わない。 でもそんなやつらがいたらいたで面白いとは思うけどな。 そんなことをみんなも考えたことはあると思うが、俺もそんなことを頭の片隅でぼんやり考えて生きてたら、もう高校生になっていた。 そしてあの三人と出会った。
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