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お嬢様となれば金持ちだ。
しかも、百年に一人と言われてるんだろ?
きっと美しい方に違いない。
どの文献を見ても偉大な女性は皆美人と記載されている。
となれば俺がお供するしかない。
「確か誰でも応募できたが、お前の落選は確実だと思うぞ?
罪人だし、バインダウェイの住人でもないし」
こうして俺を絶望の果てに追いやろうとしているのは警棒を持つ警備員の男。
手ぶらな警備員の男とは違い、俺を引き落とそうとしているのがよくわかる。
「まあ、そうかもしれないがチャンスはあると思うぞ。
最終的に決めるのは人間ではなく魔鏡だからな」
希望の光が再び見えてきたところで、俺は牢屋からの釈放を心待ちにすることにした。
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