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風の精霊に言葉を託して、あたしはやるべき事をやる
風の便りはすぐに返事を返してきた
内容は手短に………
同行者を連れてこい
要はレイヴ達をセラフィスに連れてこい………
許可は………多分この様子だと必要ない………
連れて言った所で、私以外は確実に捕まる………
双子の王族は間違いなく捕虜…………レイヴとエドは…………………
考えれば考えるだけ、頭が痛くなってくる
返事を返そうとも思ったけど、あたしの独断では決められない…………
やだなぁ…………悩んだりするのは性に合わないのに…………
昔のあたしなら悩む事なんて無かっただろうな…………
｢はぁ……………｣
知らず知らずのうちに溜め息が零れる
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