現実逃避

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電車の中から、人が出てきた。15歳位の男の子。目はグレーがかってて、髪の毛も茶髪だ。ハーフなのだうか、中性的な顔をしていて、とても綺麗だ。服は重ね着していて、パンクっぽい感じで、お洒落。 その男の子は私の居るベランダに歩み寄ってきた。 もちろん地面なんかなく、浮いてる。 「迎えに来たよ。」 男の子は私に優しく笑っていった。 「…私を?」 「そう、君だよ。」 男の子は私に向かって手を伸ばした。
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