運命

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「お父さん、お母さんっっ~!?」 ガガツ・ドゴォンッ! 首都高走行中突然車は炎上。 燃え盛る炎。 両親が最後の力を振り絞り車外に投げ出した、助かったのは幼い息子一人。 いまわの際で、両親は言った。 「ごめんね、あきー・・・強く生きて。」 「お前は龍神と山神の血を受け継ぐ者。どんな困難もお前なら、乗り越え幸せになれるー」 二人の声が重なる。 「父さん母さんの分まで・・・・!」 アキラー飛龍狼ー 愛してるよ、我が息子・・・。 禁忌の子。 でも 愛しい、望んだ我が子ーー
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