1日目

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お邪魔し…帰ってきたら山本のお父さんがおかえりって言ってくれた! なんかホントのお父さんみたいだったな、…つかあたしの世界の方はどうなってんだろ…? まぁ、二人とも出張だから大丈夫かな? 学校は熱があったって嘘を言えばいいし、今を楽しむよ!! 「朱祢~、部屋教えるから来いよ!」 『うん、あの……山本…君のお父さん。お世話になります!!』 「あいよ、おじさん娘が出来たみたいでうれしいよ!!」 頭を下げて、山本くんの後を追う 彼は部屋から顔を出し、手招きする 朱祢は小走りで階段を上がり、部屋に入る。和室で落ち着く雰囲気がある部屋、しかも広い!! は、8畳!!?いいのか、私!! 「俺、隣の部屋だから。なんかあったら言えよ!!」 『あ、はい…!』 「……うーん」 『?』 「敬語、辞めね?なんかかたっくるしいからよ!!」
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