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あたしと山本君はご飯抜きの状態で学校に向かう
玄関を出ると山本君が自転車を出してきた
あれ?、並中までって徒歩だよね??
「遅刻するよりマシだろ!あとはばれなきゃヒバリには咬み殺されないだろ?ほら、後ろ乗れよ!」
『えぇえ!!?まさかのニケツですか!!』
結局乗り山本君はペダルを走らせる。結構早いから捕まってなきゃバランスを崩しちゃう
「しっかり捕まってろよ!!げっ!!」
『どうしたの?並中見えてきたけど、何かあったの?』
山本君の身体で何も見えないから聞いてみると…
なんと校門にヒバリさんがいるそうです!!
山本君もやべーなって言いながらペダルを漕いでいた
あたしは何もできないからとりあえず、彼にしがみついていた
ふぅー…
朝から風紀の仕事として校門で身嗜みの指導をしてるけど
霧崎朱祢が今日から登校してくるから、彼女の身嗜みがちゃんとできてるか見なきゃいけないからね
ここで立ってるんだけど
前方から山本武が自転車を使って登校してるんだけど、しかも後ろには…霧崎のような女子を後ろに乗せてるし
そもそも並中は許可を得た生徒しか自転車登校は許してないんだよね。だから山本武は規則違反
霧崎も同罪だから、咬み殺す
「ヒバリいるけど、突っ切るか?」
『突っ切るのは…、あ!山本君!!いい考えがあるよ!!!』
山本君にヒバリさんから逃れるための作戦を伝える
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