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『骸に会って、いきなり言われたからびっくりしたじゃん!』
「わりぃな、口が滑った」
軽くため息をつく
山本君もまぁまぁと言う
そうだね、いいか…と思い帰る準備をしていれば奈々が上がって来て朱祢をひっぱりどこかへ行ってしまった
『あの、なんかありましたか?』
「いきなりごめんなさい、ビアンキちゃんが朱祢ちゃんに服買ってきたの」
『あ、でもそんな…』
するとビアンキが紙袋を持ってきた
中には服がある、ビアンキはそれを朱祢に渡し浴室で着替えるように言われた
夏物の服だったが、ブランド物っぽいから着にくい
数分後
『着まし、た…』
「あら、やっぱりね。私の見立て通りだわ!!かわいいわよ、さぁツナ達のところに行きましょ」
『!、無理無理無理!!!』
ツナに見せる=山本にも見せることになる
という公式が朱祢の頭の中には浮かんでいた
ビアンキに引っ張られ、朱祢はツナの部屋に無理矢理入らされた
「ん?あぁ朱祢、…どうしたんだ?それ」
「それってブランド物?」
『たぶん…?ビアンキさんが買ってくれたみたいなの』
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