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少女A「え?これにしゃべるの?あ~、あ~あ~」
少年A「いま、本番中だぞ!」
テイク2
少女A「……え~、マイクテス、マイクテス」
少年A「だから本番中だっつってんだろ!」
少女A「だって、こんな事初めてなんだもん!あなただってマイク越しに怒鳴っ――」
テイク3
少年A「さん、はい!」
少女A「え~、読者の皆さん、こんにちは、この物語は私たちがただダベるだけという斬新な内容です(棒読み)」
少年A「よし、OK!」
カサカサッ(少女Aが少年Aの書いた台本をたたむ音)
少女A「だいたい、そんな小説で大丈夫なの?面白いの?」
少年A「面白くするのが、俺たちの役目だ」
少女A「それに、さっきからしゃべるたんびに『少女A』だの『少年A』とかなんなの?すっごく鬱陶しいんだけど!」
少年A「ああ、誰が何を言ってるか分かり易くするために、台本仕立てにしてある」
少女A「でも今の所、私とあなたの二人しかいないじゃない、Aとか付ける必要ないじゃない」
少年A「これから登場するかもしれない新キャラに備えて記号分けしたんだ」
少女A「って言うか、私にはちゃんと××× ×××と言う名前が……ってなんで名前の所、伏せ字なの!?」
少年A「そりゃあ、少女Aとか少年Aを名乗ってる奴が名前を言うなんて禁忌に触れるからさ」
少女A「いやいや、名乗ってないから! それにもうすでに小説の禁忌を破りまくってるわよ!」
少年A「そう難しい事気にするなよ、作者はユルユルな展開を望んでいる」
少女A「知らないわよ!っていうか、いつの間にかボケとツッコミ入れ替わってない!?最初、私ボケだったわよね!?1ページ目からキャラ設定ガタガタじゃない!」
少年A「ま、待て!もうキャラの基礎固めたから大丈夫だ!だ、だからその振り上げたハンマーを降ろせ!」
ゴトトッ(少女Aがハンマーを床に降ろす音)
少年A「……こんな感じで物語が進行するわけだ」
少女A「私降りていい?すごく疲れそう」
少年A「でわ、また次の次のページでお会いしましょう!さようなら~」
少女A「ちょっ、話を聞きなさいよ!ねぇ!手なんか降ってないで話を聞――」
ブンッ――――(電源が落ちる音)
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