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私は壁づたいに見を翻し窓の縁にそっと手をかけました…。
そして恐る恐る窓の外を覗き見ました。そこにはさっきの人影は無かったのです。ホッとして目を下ろすと、なんと窓の直ぐ下に彼女が居たのです。長い髪は海水で濡れ、ピタリと青白い顔にはりついて、目だけが異様に大きく感じました。驚いたわたしが窓を突き放すように後に尻餅をつくと、彼女は窓に張り付き窓越しに私を睨み「どうして❗⁉」と呟き消えて行きました。私の記憶もそこからはありません。気が付いた時は朝でした。
両親に起こされるまで眠っていました。
果たして夢⁉それはわかりません。ただ幼い心は傷付きやすく純粋で小さな事にも抑揚する。落ち込んでいた私のマイナスの波動と彼女の波動が一致した…だから呼び寄せてしまったのかも知れない…。
ただこの日から、本気で死にたい…消えてしまいたい…と思うことをやめました。
どんなことがあっても生きていたい…生きていれば…そう思うようになりました。
あなたは生きていたいですか⁉死にたいですか⁉
死にたい人…あなたは本当に自分の意志で死にたいと思っているのですか⁉本当は呼び合う魂にそう思わされているだけなのではありませんか⁉
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