姫、伯爵にあう

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ヒロミ「彼は、私の執事。名前は……、」 シエル「…」 ヒロミ「……ι」 シエル「忘れたのか」 ロキ「ロキ・ディカリアスと申します。お嬢様は天然すぎまして家中のものの顔、名前すら覚えていらっしゃらないのです」 シエル「…そうか。さて、商談に入るか」 ヒロミ「今回は、すこ~し厄介なんだよ。」 シエル「どうせ、ろくなものではないのだろう?」 それから30分ほど商談をし、セバスチャンの声によりおやつの時間となった。 セバスチャン「本日のスイーツはミルクレープになります。」 ヒロミ「おいしそう…」 シエル「ん…」 ヒロミは幸せそうに、シエルはちょっとムスッとした顔でミルクレープを食べる。 セバスチャン「如何です?」 ロキ「…俺はいい、甘いのが嫌いだ。」 ヒロミ「でも甘いの作るじゃん。味見は?」 ロキ「…してない」 そう、執事は感で作っていたのだ。
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