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チィのことを素直に受け入れられないでいる私に、彼女自身が気づいている。
考える時間をくれたのか、それとも私を切り捨てようとしているのか。
また、違う理由なのか。
彼女が何を考えているか私にはわからない。
気になるなら私からアクションを起こせばいいが…私の中で考えがまとまらないことを理由に一歩を踏み出せずにいる。
億劫な自分が嫌になる。
優柔不断で行動力がないこんな自分が…リカにもそれが伝わり、何回もゲキがとんできた。
「考えがまとまらんならまとまらんで、思っとる事そのまんま話してみればいいやん!チィはマユを待っとると思うよ」
リカの言葉は優柔不断な私の背中を押してくれた。
チィが学校にこなくなってから1週間、私はやっと一歩を踏み出した。
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