328人が本棚に入れています
本棚に追加
「…」
「…」
いきなり彼女を目の前にして私は何も言えない。
このままじゃいけないのは十分承知だが言葉がでてこない。
私が困ったように頭をガシガシ掻いていると、チィが沈黙をやぶってくれた。
「ねぇ~…今日暇?」
「…え?」
私は今日バイトもないし予定もない。
「あ…うん。あいてる」
「じゃあさ、今から家おいでよ」
彼女は屈託のない笑顔を私に向ける。
私は一瞬戸惑ったが意を決して口を開く。
「うん」
最初のコメントを投稿しよう!