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レイヴンのグレイハデスはビアントを切り裂いた。
「………何だと……」
筈だった。
ビアントは切り裂かれた瞬間、水になった。そして地面へ落ちる。
「そんな……師匠の渾身の一撃が……」
ビアントだった水が再びビアントを形作る。
「無駄だ……」
ビアントの小指にある雫を象った指輪が水色の光を放っている。
「この『アクリウス』の前ではどんな物理攻撃も無に帰る……。お前らでは俺を倒せない。」
「くっ、クソォオォォオ!!」
クロウはビアントに突っ込んでいった。
「発動!『ソーディカル』!!!!」
「!?」
ビアントは一瞬の不意を突かれ、クロウと鍔迫り合いになった。
「危ない、危ない……お前みたいな雑魚に不意を突かれるとは……」
「うるさぁぁあぁぁあい!!!!」
「……所詮、雑魚は雑魚だ……はっ!!!!」
「くっ!?」
クロウは弾き飛ばされた。
「目障りだ……消えろ……」
ビアントはクロウに水の槍を放った。
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