7人が本棚に入れています
本棚に追加
/34ページ
「確かにレアなウィガなだけはあるようだ………だかっ!」
ビアントは再び『ネクロシア』を解放した。
「くらえぇぇぇえ!!」
『ネクロシア』から湧き出た水を纏い、突っ込んできた。
「はぁあぁぁぁぁぁあ!!」
クロウも槍の『ヴェリト』で立ち向かう。
【ドガァァア!!】
2人はぶつかり合う。
「ククク……やはりなぁ!!」
「!?、何がおかしい!?」
「お前の『ヴェリト』は『ソーディカル』や、『ランディカル』のような低級ウィガは吸収出来ても、『ネクロシア』のような上級ウィガは吸収出来ない!!
お前も薄々気付いているだろう!!」
「……くっ……」
事実、今クロウとビアントは鍔迫り合いの状態にある。
「このまま押し切ってやるぞ!!」
ビアントの押しが一層激しくなる。
「……俺は……師匠を殺したお前を……絶対に許すわけにはいかないんだぁぁっ!!」
その瞬間、『ヴェリト』の形が、再び剣に変わり、ビアントを弾き飛ばした。
「ガァァアッ!?」
「…師匠……俺に力を貸してくれぇぇっ!!」
刹那、『ヴェリト』は白く輝きだした。
「はぁあぁぁぁぁぁっっ!!『白零』!!」
クロウは全力で剣を振った。
剣からは白い斬撃が放たれた。
「グァァァァ!!!!」
ビアントは白い斬撃に斬りつけられた。
最初のコメントを投稿しよう!