第2章 【火の国から反撃】

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パイロット待機室に向かって歩いていると仙石がある事に気付く 仙石:「あっ!? 高井と遊びに行く話してたの忘れてた…」 藤田:「なんだ? もしかしてデートかな?」 仙石:「まぁ、デートって言ったらデートかな? ヤバいな…」 藤田:「空に上がったら航空無線で話せばええぢゃん。」 仙石:「私用で無線使ったら処罰もんだぞ。」 藤田:「そうだったな。」 仙石:「じゃあ、この作戦が無事に終わったら話すかな。」 藤田:「そうしときな。 良いよな~ 守る目標があって~」 仙石:「どうゆう意味なんだ!?」 藤田:「分かってるくせに!」 藤田がいきなり走り出す 仙石:「ちょ、ちょっと待てよ~」 藤田を追いかけ始める 藤田と仙石が追いかけっこをしていると左側の通路から高井と芳田が出てきた 仙石:「おっ!? 高井と芳田さんぢゃん。」 高井:「どうしたの? 仙石君」 藤田:「よっ。 明日香ちゃん」 芳田:「あっ。 こんにちは。 藤田君」 仙石:「まぁ、ここで話すのもアレだから食堂でコーヒー飲みながら話そうや。」 高井:「じゃあ、そうしようか。」 藤田:「そうだな。 オレはコーラにしよ。」 芳田:「じゃあ、行きましょう。」 四人は仲良く話しながら食堂まで歩いて行く 食堂に着くと昼時なのか兵士やパイロット達がいつもより多かった 仙石:「とりあえず昼時だから各自で昼食を済まして格納庫に集合しよう。」 藤田:「じゃあ、オレは明日香ちゃんと飯でも食うかな。 明日香ちゃん良いよな?」 芳田:「良いですよ。」 高井:「私は仙石君と一緒に食べる。 もちろんO.K.でしょ?」 仙石:「あぁ、良いとも。」 四人は二手に分かれて昼食を済ませる事になった 仙石が唐揚げ定食を食べているとイタリアン定食を食べている高井が話しかけて来た 高井:「そういえばこの間のデートの返事を聞いてないけど、良いの?」 仙石:「グフッ!」 仙石は飲んでいた味噌汁を茶碗の中に吹き出す 高井:「ウワッ! 汚い…」 仙石:「ゴメン… いきなり聞かれたから緊張しちゃってね。 デートならいつでも良いよ。」 高井:じゃあ、今度の日曜にデートしよ。」 仙石:「分かった。 そんじゃ、そろそろ格納庫にいくか。」 高井:「そうしようか。」 高井と仙石は食器を返却口に返して手をつないで格納庫に仲良く向かった
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