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藤田:「なんだ? どうして電車が止まる?」
仙石:「もしかしたら東日本軍の攻撃で停車したのかも。」
電車の後方では爆発音が聞こえた
藤田:「仙石、今の音聞いたか?」
仙石:「あぁ、あれはどうみても攻撃だな。」
駅員が非常用のスイッチを押して自動ドアを開けていた
仙石:「藤田、とりあえず電車から降りて家に帰ろう。」
高井:「あれ? 仙石君と藤田君?」
藤田:「ん? 高井か?」
仙石:「高井さんじゃないか。 すぐにここから出ないと怪我するよ!」
高井:「あの… 仙石君について行っても良いかな?」
藤田:「ん? いつもの高井らしさがないな。 まさか仙石に惚れてるとか!?」
仙石:「そんなのどうでも良いからとりあえず避難しよ。」
高井:「うん。」
電車から降りると回りでは消防車や軍の憲兵が駆け付けていた
高井:「そういえば仙石君達はこれからどうするつもりなの?」
藤田:「とりあえず、仙石の家に行く事にしてるよ。」
仙石:「まぁ、ボクの家で良いなら…」
ボク達が話し合ってると後ろから憲兵の人が近付いて来た
憲兵:「君達、いまさっき空襲警報が敷かれたからすぐに自宅に帰宅しなさい。」
仙石:「分かりま…」
その時、一機の戦闘機が仙石達のいる付近に墜落した。
仙石:「ウワッ! み、みんな大丈夫か!?」
高井:「仙石君、大丈夫だよ。」
藤田:「大丈夫だ。 憲兵さん大丈… えっ!?」
仙石達の横に居た憲兵が5m先で倒れていた。
よく見ると憲兵の胸部から下がなくなっていた…
仙石:「とりあえず、家に行こう…」
藤田:「そうだな… とりあえず避難が先だからな。」
高井:「うっ…」
しゃがみ込んだ高井を仙石がおぶさって仙石は藤田と高井を引き連れて仙石の家に向かった。
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