闇の獄門

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『無題』 出来る事なら     声が枯れるまで叫んで     赴くまま飛び出して     何処かでひっそりと     跡形もなく消えさってしまいたい     でもそんな勇気がない俺は     いつも地べたに這いつくばって     心の中で血を吐き     吹き出させ     全身を血で濡らし     何処からともなくくる痛みに悶え苦しみながら     叫び続けている     何故ここにいるのか、と     何のために生き     生かされているのだろうかと     分からないまま     その答えを探している      今も     フラフラと 波のようにたゆたいながら        
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