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「この国には五つに敷地が別れている。ハート、ダイヤ、スペード、クローバー、ジョーカーの五つにだ。ハートには女王と白ウサギそして騎士が守っている。ダイヤは私達。そしてクローバーはチェシャ猫と眠りネズミ。ジョーカーは情報屋だ。そして残っているスペードだが…
そこでカルタは私とノアを見た
「アリス。そしてノアだ」
「えっ」
「君達はスペードの敷地を守護する者。君がこの国を開けていた間はノアが守っていた。」
「どういう…意味…」
「簡単に言えば。君はこの国の人間だということになる」
「意味がわからないわ。私は違う所から来たのよ。」
「本当に忘れてしまったようだね…」
ズズズと紅茶を啜るカルタ。隣で立っているユウラ。確かにセシルもノアも双子もカルタもユウラも。会ったすべての人に
-お帰り-
-久しぶりに-
とはいわれて来たが…
まさか此処の住人だて言われるとは思いもしなかった。
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