-お茶会-

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「…」 「ノア?」 カルタの屋敷を出てから ノアの表情が怖い。 「アリス。君は俺が守るよ」 「えっ?うん…ありがとう」 カルタ… あんたの思い通りには させないよ… アリスは…俺が… 必ず……ね 「とりあえず俺達の国に帰ろう」 「う…うん。スペードの領土なんだよね」 「そうだよ。みんなアリスの帰りをまっているんだよ」 「そうなんだ…」 ノアに手を引かれて少し歩くと大きな森が見えてきた。 「ノア。あそこは何?」 「あれはジョーカーの森。」 「ジョーカー?」 「情報屋のジョーカーだよ。正しい道を歩かないと一番見たくないモノを見せられるから気をつけて。」 「う…うん」 そのままジョーカーの森の脇を歩いていく。そしてとても大きな扉が見えてきた。そしてそのまま扉に近づく。 -合言葉を述べよ。- 扉がことばを発した。 ノアは私の手を握り呟く。 「アリス=アルヴィス。我等のアリス」 -スペードに繋げよう…- 大きな扉はゆっくりと開く そしてノアに手を引かれる 「さぁ行こう。アリス」 、
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