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「私どもはずっと信じて待っていたんです。アリス樣。貴女が帰ってくださる事を」
カルは目を細くして微笑みかけてくる。しかしそんな彼らの事を知らない。此処は私が知っている世界ではない。でも私をしっている世界…
「えっ…?でも私は貴方達のことは…」
「こちらでおやすみください。私はこれからノア様とお話がございますのでこの辺で失礼します。」
カルは私に部屋を案内すると何処かへいってしまった。案内された部屋は一人ではあまりにも広すぎた…
ふかふかのソファー
ふかふかのベッド
部屋全体が淡いグリーン色でまとめられている。
私はソファーに腰を落とした。
「私…どうすればいいの?何で皆は"お帰りなさい"なんて言うの…私は何も知らないのに…」
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