0人が本棚に入れています
本棚に追加
高校3年の夏から隣のクラスの公平君のことが気になりだした。
あまり接点がなかったけれど文化祭がきっかけだった。
私は生徒会の役員で公平君も役員だった。
良い文化祭を作り上げるために互いに話合いをすることが必要だった。
文化祭の準備期間中何日も何日も話合いをした。
そうやっているうちに公平君の格好良さが見えてきて、徐々に好きになっていた。
でも文化祭のノリで付き合ったって思われるのも嫌だったし。
公平君が私のことをどう思ってるかなんてわからないから、何も伝えられなかった。
何も伝えられない内に文化祭も終わり。
元通りの学校生活が始まった。
公平君は隣のクラスで文系志望だった、私は理系だったから授業で会うことも少なくて。
体育の授業は123組合同だったからその時間だけが唯一公平君と一緒の時間だった。
会えばそれなりに話もできた。
偶然を装って話かけたこともある。
普通にメールしてマメに連絡とればよかったのかもしれないけど。
お互い受験を控えてたこともあってメールを送ることに臆病になってた。
最初のコメントを投稿しよう!