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「分かった分かった! さて、じゃあ、やまとの邪魔になる前に、私は退散するかね」
そう言いながら、笑顔でやまとの肩を叩くこう。
こういうことを平気でできるこうが、羨ましい。
自分の席に戻っていくこうを見てたら、横から視線が超痛い。
「あなたも、さっさと自分の席に戻ったら?」
顔を少し赤らめながら、ものっそい不機嫌そうな顔をしてらっしゃる。
ここで肩なんて叩こうものなら、きっと視線だけで俺は絶命するに違いない。
「はっは。じゃあ、やまとの邪魔になる前に、俺も退散しようかな」
俺はもちろん、肩を叩いた。今感じてる視線の方を向いたら、俺の最期だな。
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