ツンデレ、主にツン

7/10
前へ
/50ページ
次へ
やまとは、しばし何かを考え込んだ後に、おもむろに俺の両頬に手を伸ばす。 そして、その両頬を引っ張りながら、こう言うのだった。 「しんじくーん? もうちょっと分かりやすい表現をしてくれると、私は嬉しかったんだけどなぁ?」 「ひゃ、ひゃい! わふぁりまふぃた! わふぁりまふぃたから!」 やまとは、俺の両頬を放す。 マジで痛かった……。 そんな俺らの横では。 「ひっ……ひっひっひっ……! くっ……あは、あははははっ!!」 ついに堪えきれなくなったこうが、声を出して笑いだす。
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加