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★ ★ ★
放課後だ。運命の、新入生見学会の始まりだっ!
というふうに、俺が意気揚揚と教室から飛び出そうとしたところを、後ろからこうに襟首を掴まれ、止められた。
「……何か?」
「しんじくんは、あと10分くらい経ってから部室に来てくれるかな?」
「……何で?」
「いいから。ほら、さっさと自分の席に戻るっ! それとやまとーっ!」
「……何?」
「暇そうだから、アニ研の手伝いをしてくれるかな?」
「……仕方ないわね。実際暇だし、手伝ってあげるわ」
そんな流れで、俺を残して2人は部室に向かったとさ。
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