２次元より愛を込めて

始まりはメールから

まあ、そんなこと気にする時間も惜しい。
しんじは携帯を閉じて、ベッドへと放り投げる。
パソコンを立ち上げて、送られてきているメールを確認する。
「くっそ！　今夜は寝させない気だな！？」
送られてきているメールは、全部で３通。見たかぎり、限界情報量ギリギリなのが。
こんなん、読むだけで１時間はかかっちまう。
てか、以上かかる。
「ホントにバカなんじゃなかろうか……」
そんな愚痴を洩らしながら、逆らってもいいこと無いのは分かってるので、メールを開き、それを読み始める。