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「組の面子がかかっている。どんなやり方でもいいからレインマンを殺ってくれ。その後はこいつが引き受ける」
桐山は千田を顎で指しながら、厚めのクラフト紙で包まれた鉄の固まりをテーブルに出した。
星は黙って紙包みを受け取る。
その感触で拳銃と札束、そして星の必需品である大麻が包まれている事がわかった。
「雨の日だけ現れる殺人者……ですね。ナイフでめった裂きだとか。わかりました」
「それと……悪いが色んなルートに網は敷いている。成功報酬は仕留めた者だけに支払うので了承してくれ」
桐山はタバコの煙を深く吸い込んで肺を汚す感覚を楽しんだ。
「わかりました」
星は桐山に深々と頭を下げた。
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