初対面~無双編~

8/33
前へ
/110ページ
次へ
孫市編。 孫「こっちには俺は居ないのか…しゃーねぇ、美女探しでもすっかな…」 B濃「あら、貴方はあちらの世界の男?」 孫「麗しい…貴女のお名前は?」 B濃「濃よ。」 孫「こちらの濃姫もお美しい…。」 B濃「うふふ、お上手ね。でも、蝶はそう簡単にはなびかなくてよ?出直しなさい、坊や。」 孫「おお、こちらにも美しいお嬢さんが…貴女、お名前は何と?」 B市「市…」 孫「こっちのお市は色っぽいねぇ…」 B市「色っ…ぽい?」 孫「そうさ。貴女こそ、この世の華だ…」 B長「貴様!人の妻に気安く声をかけるとは悪である!削除してやる!!」 B市「長政様…」 B長「行くぞ、市!」 孫「ちっ、ガードが固いな…そちらの健康的な方、貴女、お名前は?」 まつ「前田利家が妻、まつにござりまする。」 孫「まつ様か…鮮やかな緑がよく似合う…貴女は太陽に恵みを受けた、大輪の花だ。」 まつ「生憎、まつめには犬千代様という勿体無き殿がおりますので、お引き取りを。」 孫「いつか貴女を振り向かせてみせる…其処の金糸のような髪が美しいお嬢さん、貴女のお名前は?」 かすが「汚らわしいっ、私に近寄るな!」 孫「怒った顔も素敵だよ、お嬢さん。」 かすが「煩い、死ね!」 結論。今日も今日とてフラれ旅。
/110ページ

最初のコメントを投稿しよう!

462人が本棚に入れています
本棚に追加