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…暫くして…
「そういえば、金ちゃん!今、亀の字って言わなかった?」
ウラタロスが思いだしたかのようにキンタロスに詰め寄ると、
「あ~あ、バレてもうた~!」
キンタロスはそう言いながら、起き上がると
「んな、しょうもないもん俺がかかるわけないやろ!」
と、言いニヤリ、と笑った。
「えぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
ウラタロスは目を白黒させて驚いていると、
「じゃあ、今度は俺の番やな…!」
キンタロスがゆらりと立ち上がり黒いオーラを出していた。
「…あわわ…。」
ウラタロスが青ざめながら後退りする。
指をポキポキ鳴らしながら一歩、一歩近づく。
「よくも、好き勝手やってくれたよなぁ!」
「ちょっと待って!金ちゃん!なに?なんで、僕の言うこときいてたの?」
ウラタロスがあせりながら聞く。
するとキンタロスが首を傾げながら
「ん~…。ノリかな?」
その言葉にウラタロスは呆気にとられた。
「はぁ?ノリって…。」
ふと、ウラタロスは気付く。
「って事は、金ちゃんも結構こういうの好きって事だよね…。」
そう言うと、妖しい顔して笑っていたが、キンタロスは冷たい目でウラタロスを見下ろしていた。
「なに、ニヤニヤ笑ろとんねん。それよりお前、覚悟できとるんやろうな!」
キンタロスが近寄る
「え?何の覚悟?」
ウラタロスが怯えながら聞くと、
キンタロスはニヤリと笑いながら
「俺の強さは泣けるでぇ」首を鳴らしながらそう言うとウラタロスに
「今度は俺がする番やからな!手加減なしやで!」
ニヤリと笑いながら、キンタロスはウラタロスの前にしゃがんでいた。
「何言ってんの!冗談じゃないよ!僕が金ちゃんに犯されるなんてありえないから!!」
キンタロスを蹴りとばして、ウラタロスは逃げるが、
「そっちこそ何ゆうとんねん!人の事散々もてあそびやがって!タダですむと思とんのか!」
半ばキレ気味にキンタロスは逃げるウラタロスを追いかける。
逃げていたウラタロスが何かを思い付き、突然立ち止まる。
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