はじまり

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『よし、全員いるな!!じゃー授業始めるぞ』 やっと点呼終わったな 授業…か…フッ笑 学校の授業なんか簡単過ぎて話しにならない あーあ暇だな 僕は教室の窓から空を眺めながら。白い雲がふわふわ、ゆっくり流れるのを見ていた 雲はなんであんなに自由なんだろうな―… その時 『は、羽山君…』 突然後ろから話し掛けられた、しかも授業中にもかかわらず まったく。担任に見つかったらどうしてくれるんだ 僕は苛々しながら声がした方をみた え、誰コイツ? 後ろの席にいた奴はいかにもひ弱そうな、気の弱そうなやつだった しかも、そいつは僕を見つめて、こう言った 『今日の放課後…時間ありますか?』 『え、ああ…別に用事はないからな』 なんなんだコイツてか誰だよ 思い出せない…
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