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10分ほど歩くと..
「ほら此処が僕の家だ」
龍一の家は洋風の白い大きな家でキレイに手入れされた庭には噴水まである
「えぇー!龍一君の家なの?お城みたいだね!」
海斗は子供のように目をキラキラさせ興奮していた
「お城ねぇ…僕にとっては獄中と同じだけど」
そういうと龍一は少し寂しいそうな表情をした
「え?どうしたの龍一君?」
「あ、いやなんでもない」
すぐにいつものように無表情になる
そして大きな門をあけると...
ガルルル ガオォオ!!
突然大きな白いライオンが龍一に襲いかかった
「いゃああああ!誰かー!!龍一が」
海斗は必死にライオンを追い払おうとカバンでライオンの体を叩いた
「この!離せ獣!」
すると
「お、おい海斗やめろ花子を叩くな」
「花子?って龍一襲われてるのになんで余裕なの!!」
龍一は白いライオンの頭を優しく撫でながら
「花子はな、僕のペットさだから襲ってるんじゃなくてじゃれてるんだ」
幸せそうな表情でライオンと戯れている
「えぇー!ライオンってペットにできるんですか?」
海斗は驚きを隠せない
龍一は花子をから離れ
「さぁな~ま、そんなことより勉強しに来たんだから早く僕の部屋に行こーぜ」
スタスタと先に行ってしまった
花子と二人きり...
ガルルル!!
「ひっ!待ってくださいよー置いてかないで!」
海斗は慌ててついていく
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