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心地よい感触が体を包んでいる。
天国なのか……。
稔は目を開けた。
白い天井が見えた。
自分の体を見てみる。
至る所に包帯が巻かれていた。
「病院……助かったのか……」
稔は体を起こした。
狭い部屋にベッドが四つ。
稔の他には誰もいなかった。
千華!
千華はどうしたのだろう。
その時病室のドアが開いた。
顔に包帯を巻いた千華か美紗が入って来た。
「……千華?」
稔は生唾を飲み込んだ。
「良かった。気がついたのね」
千華か美紗がベッドに近付いて来た。
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