当主交代と婚礼の儀

40/58
3895人が本棚に入れています
本棚に追加
/562ページ
隼人達の目に写るのは無残にも切り殺された中瀬に住んでいた領民達の亡骸であった その中には年端もいかない子供の亡骸もあった 宗守「なにもこんな子供の命まで取らなくても。」 隼人「くそっ、くそっ。なんでもっと早く気が付かなかったんだっ。軍略のことだけじゃなくてこの人達のことまで頭が回らなかったんだっ。そうすれば救えたかもしれない命がこんなにもたくさんあったのにっ。」 宗守「俺も先のことばかりに目が行ってこの事態を予測できなかった。隼人、おまえだけの責任じゃない。」 隼人「いやっ、俺の責任だ。伊達軍のことは俺に任されている。伊達軍の失態は俺の責任だ。くそっ。」 そう言い地面を拳で殴り続ける隼人
/562ページ

最初のコメントを投稿しよう!