慎也が織田に士官するまで

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慎也はそう言うと手の力を緩めた 慎也[→]前田利家と言う名を聞いて興奮してしまってつい力が入ってしまった。 慶次[→]は、おまえ力が入ったの強さじゃね~ぞ。 慶次の腕には慎也の手の後が残っていた 慎也[→]力は誰にも負けね~からな。 利家[→]話しているとこ悪いが慶次、この者は。 慶次[→]ああ、三河の山で盗賊と戦っていた時に出会った斎藤慎也だ。 利家[→]斎藤慎也か。 慎也[→]はい、利家殿初めておめにかかります。 慎也はさっきとは打って変わって丁寧な言葉で話しかけた 利家[→]だが、慶次が松風に乗せるとは相当仲が良さそうだな。 慶次[→]ああ利家、慎也は織田に士官したいそうだ。 口利きしてやってくれ。 利家[→]そうなのか、しかし素性も知らずには信長様に口利き出来んからな。 慎也[→]駄目にございますか。 利家[→]いや、今日は我が屋敷で酒を酌み交わそう。 慶次[→]お、それはいい慎也早くいこうぜ。
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