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隼人「ん。」
その女の亡骸はこちらに背を向けていたため背中に大きな切り傷があるものだった
その亡骸が少し動いたように見えた隼人はそこに近付きこちらを向かせるようにした
すると、そこには生きている女の子がいてこちらを怯えた目で見ていた
娘「こっ、来ないでっ。」
隼人「大丈夫だ。俺らは葛西家の者じゃない。君を殺したりしないよ。」
隼人はそう言いながら安心させるためにその娘の頭をなでてやった
すると怯えて目をつむってた娘が驚きゆっくりと目を開けた
娘「本当に殺したりしないの。」
隼人「あぁ。大丈夫だ。怖かったな。もう平気だぞ。」
隼人がそう言うと不安で気が張っていたのが途切れたのか一気に泣き出した
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