死神、現る!?

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「ギャアアアァァァ」 不意に男の断末魔が聞こえた。 普通はここで怯えるのが一般的。だが、少女は嬉しそうな顔をした。 「ラッキー!見つける手間が省けた」 心底嬉しそうにそう言うと少女は意気揚々と断末魔がした方へと向かった。 シャキ 青年は刀を鞘にしまい“人だったもの”を見た 「一発でしとめるなんて大分腕が上がったりましたね」 後ろから声がし振り向く。 そこには女顔の男が笑顔で立っていた。 「ありがとうございます!沖田先生」 褒めてもらったことがうれしかったのだろう… 少年は沖田と呼ばれた男に笑顔で言う。 「いいえ。貴方の努力の結果ですよ」 先ほどと変わらない笑みを見せ言う。 だが、実際は… …ふっ、馬鹿な人です。貴方が殺してくれたおかげで汗をかくこともしませんでしたし。 と、沖田が笑顔の裏でこんなことを思っているなんて隊士は知るはずもなかった… その時 カサササ、と音がした 静かすぎて隊士達は気付いてなかったのかなんの反応も示さなかった。 だが沖田は気付いた。 いつもなら隊士に任せるが 「先に帰って下さい」 と、言い隊士を帰した。 …運がない人ですね。私に見つかるなんて。 隊士たちが消えてから沖田は言った 「誰です?出てきなさい」 殺気を放つ沖田。 しかし誰も出てくる様子も人の気配もない。 おかしいですね?見間違いだったのでしょうか? 沖田はそう思い帰ろうとした
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