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沖田はふ、と思い出した
『死神は大きな鎌を持ち魂を狩り黒い服を着て、顔は骸骨なんだよ』と誰かが言っていたのを思い出す
今の少女は鎌を持ち、黒い服を着ている
魂は狩るところを見てないから分からないし顔だって鼻から上は見えない
だが、骸骨ではないことが分かる
「顔見せてもらっていいですか?」
「あ、ごめんごめん」
少女はそう言いフードをとった
パラパラと長い髪が落ちる
そして初めて少女の顔が現れた
沖田は息を飲んだ
少女の嫌…彼女のあまりの美しさに…
少女というにはあまりにも綺麗すぎる容姿だった
「…!」
「…ぇ!…て…」
「ねぇ!聞いてる!」
「うわぁ!」
「大丈夫?ボーっとして?」
「あ、あぁ」
どうやら見惚れてたらしい…
私としたことが…見惚れるなんて…
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