プロローグ

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~3月4日~ 中「お~い、春希~!!」 京「ん?お~、基樹と夏帆じゃん(笑)」 小「聞いたよ~。春希くん、東京に行くんだって?」 京「あぁ、東京に行って、俳優とか目指そうと思ってさ。」 中「そっか…、俺たち、これからは簡単に会えねぇな…。」 京「そうだな。」 小「たまに、連絡ちょうだいね(笑)」 京「ちゃんと連絡するよ(笑)」 中「分かってるよ!!」 この日、俺、京羅樹春希は、三年間通った高校を卒業した。 親友の中河基樹、小坂夏帆と東京に行く前に会えるのは今日が最後だ。 基樹は、地元の小さな会社の正社員に、夏帆は、隣県の大学に通って教師を目指す。 俺は、東京にある専門学校に通いながら、夢に向かって行く。 明日には、見慣れた街を離れる。 頑張って自分の夢を叶えてみせる。 そう心に誓い、俺は歩き出した。
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