家出

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「う……。ここは……?」 美里は重い体をゆっくり起こした。 「やっと、気がついたね。半日も寝てたんだよ。救急車を呼ぼうか迷ったんだけど、なんか訳ありっぽかったから呼ばなかったよ。」 見た感じ、20代前半くらいの男性だった。 「え…?」 よかった。親戚にばれなくて。 ホッとする、美里。 「あなたのお名前は?」 「弘恭ーヒロユキーだよ。君は?」
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