家出

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「私は、美里。」 「美里ちゃんはどうしてあんなところで倒れてたの。」 「助けて頂いてありがとうございます。でも、話すつもりはありませんから。」 ツンとした態度をとる美里。 「信用されてないね。まあ、当たり前か。まだ出会ったばかりだもんね。ゆっくりここで休んでいきな。いつまでも居ていいから。どうせ、一人暮しだし。」 「なんで…。」 「え?」 「なんで聞かないの?倒れてた事。」 「無理に聞いても辛くさせるだけだから。それより、なんか食べる?」
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