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ご飯も食べ、美里は落ち着いた。
「服……。」
「風邪引いちゃうと思ったから、着替えさせてもらったよ…その見ないようにはしてたんだけど……。」
しばらく、沈黙がながれる。
「………。」
美里は弘恭を見ていた。
「何?」
「私があそこに居たのは…家出をしたからなんだ。」
真剣な顔をする弘恭。
「なんで家出したの?」
「私のお父さんはエリートな会社に勤めてた人でプライドが高くて責任感も人一倍強い人だったの。でも、この間の出張先でお父さんは交通事故にあって死んだ……。もともと、片親しかいない私は親戚をたらい回しされた……。今の親戚のおじさんに虐待されて、襲われそうになって私は家をでたの……。」
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