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敵の防御機能は思惑通り減少した。
「やりましたね!」
朝霧さんが声を上げる。
「ああ。だがまだ、7901も残ってやがるがな……」
杉浦さんの言う通り、先は長い。
次は増田さんのターン。
彼は私達の作戦に気付いたらしく、アイテム投げを一緒になってしてくれた。
結果はミス。
だが、とりあえずは一安心。
通常戦中は頭脳戦とは違い、メールを読むことはできても、書くことはできないからだ。
つまり、戦闘に参加している間は、メンバー同士でコミュニケーションがとれないという事。
増田さんがこの作戦に気付いてくれる事が、成功への第一歩となるわけだ。
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