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「八城さん!?今、ゲームの途中だったんですか?」
増田さんが驚いた表情で、私のゲーム画面をのぞいてきた。
「はい……、実はそうなんです」
私は頷きながら、自分の操作するキャラを奥に走らせていく。
背後から白面の女の子が、ゆらりと揺れながら私達に近づいてきた。
名前の通り、本当に女の子は白いお面を付けている。
その白い面には、黒い穴が対になり、ぽっかりと空いていた。
目をのぞかせる穴だろう。
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