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「私の言葉は世界の意志だ。断ることは許されない」
世界の統治者は淡々と言い続ける。
「内容は、継続的に世界中に行き渡る程の水の確保。期間は三ヵ月。以上だ」
それだけ言うと世界の統治者は去っていった。
「私は………」
マッドサイエンティストは俯きながら呟いた。
「博士………」
ミーナはそんなマッドサイエンティストの姿に不可解な感情を感じていた。それは胸が締め付けられるような、呼吸が浅くなり息苦しくなるような。ミーナにはそれがなんなのか分からなかった。
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