白い惨殺者

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「分からないですねぇ…」 見渡すかぎり雪、雪、雪。 車に降り積もったらしき雪山はあるが小さな木が埋もれているだけかもしれない。 ふと見ると雪の中に、ホテルの角から手招きしている男性の姿が見える。案内だと思い先生がその方向へハンドルを切ると突然車体が傾き半のめりになって動かなくなった。 「うん…溝に…はまってしまったぞ。」 車外に出た先生は唸った。雪で地面や溝が隠れていたのだ。手招きした男性は笑いながらホテルへ入って行った。
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