生きる事が嫌になった少年と竜の出会い

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「孤独の匂い…?」さみしそうにしている竜を変だと思い言った…僕が本を読んで思った竜はもっと恐ろしく他の生物を思う感情なんてまったくないと感じていたのに…今、目の前にいる竜はさみしそうに俯いている…「残念だけどあなたは食べてあげない…」そう言い残すと窓から出ていった… 急いで窓の外を見ると竜は天に昇っていた……ポツン…上から水が降ってきた…雲はないから雨ではない…涙だった…僕に落ちた涙の粒は大きくて氷のように冷たかった…
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