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「苦手なのに…僕に話し掛けてくれたのかな…?」
「あっ…やっぱり迷惑でした?」
「い、いやいや!すごく嬉しいから!!」
ああ…やっと言えた。
胸の奥のモヤモヤが晴れたような気がした。
「本当ですか?よかったぁ…」
まひろくんはホッとした表情で嬉しいため息を吐いた。
「僕、河辺さんと仲良くなりたいなって思ってたんです。」
「えっ…見ての通り、根暗なオタクだよ…?」
「いいじゃないですか。一生懸命好きになれるものがあるって羨ましいです!」
「そ、そうかなぁ…」
真妃露フィギュアに囲まれた部屋で、パソコン画面に向かってニヤニヤしている姿は見せられないな…
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