1、馬鹿道

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俺の名前は吾郷悟(ごごう さとる)中卒で無職、いわゆる、ニートと言う奴。23歳にもなって何をしてるんだか、親に反抗をしてここ東京に出てきたのに結局失敗。そろそろ故郷に戻って仕事に就こうかななんて考え中。 アルバイトの面接の後にある街角のアンケートに答えた。これがとんでもない人生に変わろうとは思ってもみなかった。 女の子が必死に配っている。 何をこんなに必死に配っているのだろう。そのアンケートは最初の質問から少し変わっていた 問1 あなたは天才ですか、馬鹿ですか? 何だこの質問は! 1問目から馬鹿にされているとしか思えない まぁ、自他ともに認める馬鹿なんだけども・・・・・。 悟は不貞腐れながら馬鹿に丸をしようとしたが、寸前でペンが止まる。 よく、考えてみろ。このアンケートに自分の馬鹿がばれる事を書いて可愛い女の子に紙を返してみろ、きっと女の子は俺に幻滅するに違いない。 だとすれば、所詮アンケート嘘を書いてもばれはしない&好感度UPで最高じゃないか! ニヤつき顔の悟のペンを持つ手が天才の文字に動いていく
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